50代女性:肩の痛み

来院動機

以前から、左肩の可動域の狭さや動きの悪さが気になっていた。
1ヶ月程前から肩を動かす際に痛みが出るようになったため来院。

カウンセリング内容

痛みの出たきっかけ

バイオリンを習っており、演奏中に楽器の重さが肩や腕にかかる為。
また、バスの吊革を持っていた際、力が入り痛めた。

どのような時に痛みが出るか

バイオリン演奏後。
バスの吊り革をつかむ際。
洗濯物を干す際。

身体所見と治療、経過

初回施術

問診と運動検査、触診を行った。
肩〜上腕に熱感がある。
肩の可動域の低下、外転90度以上で引っかかりがあり制限がかかる。

写真を撮り姿勢分析を行ったところ、肩が前に巻いている(巻肩)状態がみられた。
また、骨盤の前傾が強く、反り腰の状態がみられた。
肩の症状は骨盤の歪みが根本的原因かと考えられる。

治療は患部へのアイシングと筋肉調整、骨盤矯正を行った。
まず、氷を使い患部へのアイシングを行った。
その後、患部周りの筋肉に硬さがある為、筋肉調整を行い、筋肉をしっかりと緩めた。
また、骨盤矯正を行い、骨格の歪みを減らし、骨盤の傾斜を治して肩の負担を減らした。

以上の治療で、痛みは5割程度まで落ち着いた。
また、肩の可動域が外転120度まで改善した。

4回目施術

3回目までの治療で肩の可動域が外転130度付近まで改善。
肩の痛みは3割程度まで落ち着いている。
ただし、まだ吊革を持つ際の痛みはあるため、今回も骨盤矯正と筋肉調整、アイシングを実施。

術後、痛みは1割程にまで改善。
可動域は外転140度迄改善。
今回は左肩にテーピングを貼り、普段の生活の中でも正しい動きができる様にしている。

10回目施術

これまでの治療で吊革を持った際の痛みも1割程度まで落ち着いている。
バイオリン演奏後もアイシングを徹底すれば問題はない。
可動域も日常生活で問題ない程改善されている。
骨格、骨盤の状態が改善されてきた。
再び歪みが出ないように筋力(特に骨盤周りのインナーマッスル)が重要になってくる。
今回はEMS機器を使ってのインナーマッスルトレーニングも取り入れている。
今後は再発予防の視点からもしっかりと体のケアをしていけるようにする。

患者様のコメント

肩の動きが悪いことが気になって来院しました。
バイオリンの練習後の腕のダルさが結構あり、何とかしたいと思っていました。
姿勢の写真をみて、治療方針を説明して頂き、納得した上で治療を受けることができました。
今は、再発予防のためにも姿勢の意識やインナーマッスルをつけています。

担当者のコメント

肩の動きが改善され、痛みも落ち着き良かったです。
健康に生活していくためには、やはり身体が資本です。
身体の変化は誰にでも起こり得ることです。
当院では根本的にお悩みを解決することができるノウハウがあります。
お身体の不調や怪我でお困りの際は一度ご来院されてご相談されてみてください。